日本青年会議所 菓子部会

2023年度事業報告

一年間の感謝と御礼

菓子部会 第52代 2023年度部会長|JCI岡山・眞殿 昌宏 Masahiro Mdono

 会員の皆様におかれましては、平素より日本青年会議所 菓子部会の運営に多大なるご協力を賜り、心より御礼申し上げます。2023年度は、「『SHINKA 菓子部会』~伝統を受け継ぐ心と、変えていく勇気~」をスローガンに掲げ新たなことへの「進化」(チャレンジ)、今ある強みの「伸化」(伸ばす)、学びに対する「深化」(探求)、あらゆることへの「心火」(情熱)によって、全ての菓子部会会員へ「真価」(成長)できる機会を創出し、共にSHINKAすることを目指したいとの思いから事業を展開してまいりました。
 社会全体に甚大なる影響をもたらし続けた新型コロナウイルス感染症の世界的流行から、ようやく本来の日常を取り戻しつつあった2023年でしたが、世の中のあらゆることがコロナ前とコロナ後でわけられるほどに、新型コロナウイルス感染症の存在は時代の大きな転換点であったことに疑いはありません。思うように活動ができなかったこの期間、コロナ禍において断ち切られていた時間、つまり本来であれば受け継がれていたものが途絶えている、途絶えつつある現状の中、「本来の菓子部会を取り戻し、よりSHINKAした菓子部会にしたい」その一心で活動をして参りました。
 岡山にて開催させていただいた春季定例会では、伝統を受け継ぐ心と変えていく勇気をもって歩みを進め、できる限りの設えで皆様をお迎えできるよう準備し130名の会員皆様にご参集いただきました。地方開催だからできること、記憶と思い出に残る会にすべく岡山城を目の前で、さらに野外での懇親会では、当日は天候の影響で開催の数時間前まで開催場所の変更か、決行か決断を迫られましたが、最終的には計画通りに進めることができとても緊張感があり他では味わえない経験をさせていただきました。また、地元岡山の特別会員、現役会員、JCI岡山メンバーの皆様のご協力をいただき開催することができました。
 そして、東京開催の秋季総会では、約150名近い会員の皆様にご参集いただき、明治から現代まで100年以上の歴史を見届けてきた綱町三井倶楽部にて総会、懇親会を開催することができました。ご講演では「日本人が愛したお菓子たち~明治から現代へ~」を出版された吉田菊次郎氏をお招きし、様々な時代に生きる情熱を持った先人の方々の探究心、チャレンジ精神によって現在があることを改めて再認識できた学びとなりました。これまでの歴史と伝統を紡いできた菓子部会の活動がコロナ後ここで「復活の狼煙」を上げることができたのではないかと思います。また、東京の特別会員の皆様には多大なるご協力をいただき開催することができました。
 前期研修は滋賀ラコリーナ、後期研修はフランス・パリで行い、時代をけん引していく最先端のお菓子を学び、研修を通し仲間と同じ時間を過ごし、未来のお菓子の在り方の創造、情報交換を行いました。お菓子は、心の豊かさを生んでくれる必需品であり、その土地の文化を映す鏡であり、お菓子はいわば世界共通言語でもあると思います。この研修を通し、お菓子の可能性はどこまでも無限大で、夢はどこまでも広がり、人の心を繋ぎ、人を癒し、人が誰かを大切に思う気持ちがある限りお菓子は人を笑顔にする役割があると確信した時間でもありました。
 最後に、本年度部会長という大役を務めさせていただけたことは、人生の中で2度と他では経験できないことの連続でした。一年間活動に取り組むことができ想いを形にすることができましたのは、特別会員の皆様、そして何より共に活動をしてきた現役会員の皆様に力を貸していただけたからこそです。菓子部会での一生忘れることができない思い出、そして生涯ほどけることがない友との絆に心より感謝申し上げるとともに、2024年度体制への昨年度以上のご指導ご鞭撻をお願い申し上げまして御礼とさせていただきます。
 1年間、本当にありがとうございました。


2023年度春季定例会総括

春季定例会担当 副部会長|JCI京都・河内 康太朗 Kotaro Kawauchi

 2023年春季定例会は岡山県岡山市にて4月19日・20日に開催されました。総勢130名の多くの特別会員、現役会員にご参加いただき、皆様のご支援のもと大きなトラブルもなく無事終えることが出来ました。ご講演には岡山県ご出身の元京セラ会長の伊藤謙介様にお越しいただき、稲盛和夫氏と共に京セラという会社を現代の立ち位置まで築かれた軌跡を学ばせていただける貴重な時間となりました。
 また翌日のエクスカーションでは、株式会社林原様にてトレハロースの工場見学を行い、商品に対する想いを学ばさせていただき、岡山城備前焼工房様にて岡山の文化体験を通して、ものづくりの精神を学ばせていただきました。そして昼食では素晴らしい景観の中、荒手茶寮様にて岡山の味覚を楽しむ機会とさせていただきました。
 眞殿部会長の想いを受け、池田委員長筆頭にメンバーが一丸となり取り組んだ思いが、当日の荒天を跳ね除け野外開催の成功へと導いたのだと思います。またご当地岡山の特別会員の皆様には計画段階から多大なるご支援賜り、厚く御礼申し上げます。
 次年度以降も引き続きご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。1年間、ありがとうございました。

2023年度前期研修総括

前期研修担当 副部会長|JCI大阪・上野 歩 Ayumi Ueno

2023年度の前期会員研修は浅田委員長を中心に滋賀県にて開催いたしました。
 眞殿部会長が掲げた「『SHINKA菓子部会』~伝統を受け継ぐ心と、変えていく勇気~」というスローガンの元、常に「進化」と「深化」を続けられている、たねやグループ様のこれまでの歴史と新たな取り組みを体感できる事業を構築いたしました。1日目はびわ湖バレイにてジップラインアドベンチャーを行い、参加いただいた現役会員の方々との交流、絆を深めることができました。 翌日は、ラコリーナ近江八幡にて施設内を説明いただきながら見学ができるラコリーナツアー、山本社長より『菓子業界の展望について』のご講演をいただきました。
 ラコリーナツアーでは、普段は入ることができないオフィス部分も見学をさせていただきました。山本社長のご講演ではコロナ禍での覚悟と実行されたことをお聞きできました。菓子部会だからこそできた、深い学びを得られた会員研修となりました。
 今後も現役会員の絆がSHINKAする研修を計画してまいりますのでご参加、ご協力をよろしくお願いいたします。

2023年度後期研修総括

後期研修担当 副部会長|JCI秋田・倉田 拓一 Takuichi Kurata

 庄谷委員長が中心となり尽力してくださった2023年度の後期会員研修では、コロナ禍が明けたこともあり、フランス・パリでの研修を設えさせていただきました。
 2023年度の部会スローガンである『「SHINKA~菓子部会 」伝統を受け継ぐ心と、変えていく勇気』の基、研修を通じて菓子業界のさらなる進化と発展にむけ、新たな学びや発見の機会創出を目的とした後期会員研修では、トラヤフランス・パリ店様の見学をはじめ、サロン・ドゥ・ショコラの視察、パリ市内の市場調査、ワイナリー等を巡り、知見を広げ、多くの学びを得ることができた研修となりました。また、参加できなかった現役会員に向けて、リアルタイムで写真等の情報を共有できたことも、今後の研修のあり方において一つの学びになったのではないかと思います。
 後期会員研修におきましては、眞殿部会長、庄谷委員長をはじめ、菓子部会内外の多くの方のご協力があったからこそ、フランスでの研修を実現させることができました。この場をお借りし感謝申し上げます。次年度以降につきましても菓子部会ならではの学びを繋ぐことができるよう尽力して参りますので、引き続きご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。
 一年間ありがとうございました。

2023年度秋季総会総括

秋季総会担当 副部会長|JCI京都・関 雄介 Yusuke Seki

 本年度の部会スローガンである『「SHINKA~菓子部会」伝統を受け継ぐ心と、変えていく勇気』の基、スタートしその集大成ともいえる秋季総会では、世の中ではコロナ禍や物価高の影響で決して良いとは言えない状況の中、多くの特別会員、現役会員にご参加賜りまして誠にありがとうございます。改めて厚く御礼申し上げます。
 田中委員長を中心に事業構築していく中で本当に多くの諸先輩方にご尽力頂き、菓子部会ならではの特別感のある秋季総会が出米たと考えます。東京開催ということもあり場所の選定から苦戦しておりましたが、 関東地区の諸先輩方にお声がけ頂きましたおかげで、三井倶楽部という110年の歴史の重みを感じれる特別感のあるところで開催することが出来ました。またその後の二次会でも大変多くの諸先輩方にもご参加頂き、現役会員にとってはより一層絆を深める貴重なお時間となりました
。  エクスカーションJALの見学では普段はいく事のない場所で、日本の最新の安心・安全について学ぶことで、我々のお菓子の安心・安全というところで改めて多くの事を学ぶきっかけとなりました。
 今回頂きましたこの機会を大切にし、今後ますます進化できる菓子部会であると確信できる秋季総会になったと考えます。諸先輩方をはじめ、ご尽力下さいました皆々様に心より感謝御礼申し上げます。担当副部会長としてまた、最終年度のJC生活として、素晴らしい一生の絆を頂く事が出米ました。次年度にもしっかりと引き継いで参りますので、今後とも変わずご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。1年間、本当にありがとうございました。感謝!!

2023年度会員拡大・広報総括とご挨拶

会員拡大・広報委員会担当 副部会長|JCI山門・大塚 力弥 Rikiya Otsuka

 2023年度会員拡大委員会担当副部会長として活動させていただきました。京都JCの岡田祐樹委員長のもと、本年度は12名の方に入会していただきました。会員の拡大につきまして、皆様から多大なるご協力をいただき、 厚く御礼申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症が蔓延していた時期に活動が少なかったために、メンバー同士のつながりや経験値不足の影響が出てきております。改めて個のつながりを強化することが今後の重要課題の一つとなります。菓子部会のさらなる発展の為に、 会員拡大への取り組みは継読していくことはもちろんですが、 2024年度河内部会長のもと、 組織力の強化に努めてまいりたいと思います。最後に、本年度ご協力いただきました皆様へ感謝を申し上げ、活動報告とさせていただきます。



事務局 運営専務|JCI金沢・諸江 豊 Yutaka Moroe

 この一年は菓子部会正会員の皆様、何よりも特別会員の皆様にお支えいただいた1年となりました。2023年度の活動にご尽力いただきました方々へ心よりの御礼を申し上げます。第52代部会長眞殿昌宏君のもと運営専務という役職をお預かりし、全ての事業を滞りなく終えられ一安心している次第でございます。2023年度の活動を振り返ると春の定例会から研修、秋の総会に至る各事業の中において活躍してくれた正会員、ご支援を賜った先輩方一人ひとりのお顔が目に浮かんでまいります。
そのような中で私自身も刺激を受け、これまで以上に部会活動をできたことが何よりもかけがえのないものとなっております。
 活動の中では、直近で加入した正会員の活躍が特に目立った年であったと思い返しております。近年、会員の減少が毎年の課題となっておりますが、そのような中においても積極的に活動に携わっていく姿を見させていただきました。2023年度はこうした正会員が活躍し、各事業を創り上げ、皆様に喜んでいただけたことが私のかけがえのない時間となりました。
最後に、運営専務という役職で得た経験を活かし、菓子部会のさらなる発展に繋げてまいります。
 改めまして一年間ご支援をいただきありがとうございました。


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